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#353 東京モノレール寸評

 初めて一人で東京にやって来たとき、初めて乗った交通機関は東京モノレールだった。今となっては、京急の方が便利でかつ運賃が安いことも知っているのだが、それでもあの高い所をハイスピードで駆け抜けながら見る湾岸風景が好きで、たまに使ったりする。そんな東京モノレールに何度か乗っていて気づいたことを書き連ねてみる。一個人のただの乗感が以下ひたすら続く。

 羽田空港にある東京モノレールの駅は地下にある。我が地元・沖縄にもモノレールがあるがすべて地上駅。この地下駅の事実を目の当たりにして、速くもカルチャーショックを受けた。
 乗車し、これまた慣れないボックス式の席に座っていると、始発のアナウンスがある。アナウンスが始まる前にスピーカーから「プスーーッ」というノイズが聞こえる。あまりいいスピーカーは使っていないようだ。ただ、英語の発音が抜群によい。「次は、羽田空港第1ビル駅です」の後に続く英語アナウンスは、決して「ネクストステーションイズ…」ではなく、きちんとした発音で「Next station is Haneda Airport Terminal One」である。
 地下駅を抜けてモノレールは一度地上へと出る。今はここに羽田空港国際線ターミナル駅があるが、初上京したときにはなく、モノレールはすぐに再度地下へと潜っていくのだった。
 そこにあるのは天空橋駅。「天空」と豪語しているのに思いっきり地下にあるのがいいようのないシュールさを醸し出している。ちなみに、京急の天空橋駅も地下駅。果たして本家の「天空橋」とはいかなるものなのか、気になる。どうもショボい橋のような気がしてならない。
 そういえば、私が知らずに乗ったモノレールは空港快速だったらしい。これは当時、羽田空港にある2駅と終点・浜松町駅にしか停まらないという超優等種別であった。確か最速16分で結んでいたと思う。それに図らずして乗ったわけである。当然、田舎者にとって停まらない駅がある電車に乗るものも初めて。駅で待っている人に拘わらず、駅を颯爽と通過していくモノレールに幾ばくかの快感を覚えた記憶がある。
   *
 地上に出ては地下へと潜り、再び地上へ、という動きを2、3回繰り返して、モノレールはようやく地上の高い地点を走るようになった。空港地区を過ぎると、配送センターや倉庫が建ち並ぶ地区を抜けていく。思いっきり川の上を走っている区間もあり、ヒヤヒヤものだ。しかも時速100kmぐらい出てるんじゃないかというぐらいに高速。沖縄のモノレールの30〜40kmぐらいで暢気に進む運行になれてしまっている私には恐怖である。カーブは遠心力で持って行かれないように車体が敢えて傾くようになっているのだが、傾くことによって車窓には眼下の川が広がってしまう。ジェットコースター嫌いの私にとっては手に汗握る運行であって、もっとゆっくり走ってもらってもいいのにと思ってしまう(今や慣れてしまったが)。
 産業地区を抜けると徐々に住宅街になってくる。高層アパート・マンションの間をかいくぐるように進むモノレールからはベランダや玄関の風景がよく見える。ここには住みたくないな、と真剣に思う。しかも、ここもかなりすれすれの所に線路がひかれており、ぶつかりはしないにせよ、軽く擦ってしまうんじゃないかと思ってしまう。もちろんそんなことはないのだが。
 この区間あたりに、大きな「ポンジュース」の広告看板がある。あそこまで大々的に宣伝されると、少し飲みたい気持ちが湧いてくる。
   *
 流通センターや大井競馬場、天王洲アイルを過ぎてくるともう終点は近い。ここでも英語の発音は本格派である。「リュウツウセンター」ではなく「流通center」、「テンノウズアイル」ではなく、「天王洲isle」。英語由来の部分はきちっと英語で発音するのである。相変わらずスピーカーの音質は悪いが、アナウンスの丁寧さは素晴らしい。
 天王洲アイル駅を過ぎると、モノレールは浜松町駅一直線。もう駅のホームに入ろうとしているその時、進行方向左手にある大きな広告が目に入る。「ニコチン」。なぜだ、なぜそんな煙草の(有害)物質を大々的に宣伝しているのか!?そう驚いて目を凝らすと、「ニコチン」は空目で、正しくは「ニチコン」。精密機械のメーカーらしい。紛らわしいと思うが、まあ空目した私が悪いのである。

 と、様々な情報を摂取しているうちに終点・浜松町に到着する。ここからまた山手線に乗り換えなければならないのである。東京生活は移動が辛いな…と当時は考えていた。その後羽田空港は何度も使うことになり、そこへ至る道筋も大分慣れてしまったが、初めてモノレールに乗ったときの以上のような乗感は今でも忘れない。


[2014/7/6(Sun)]
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