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#275 [ディベート+東京研修'12]9◆講談社

 汐留ソフトバンク本社から大江戸線・有楽町線と乗り継いで護国寺駅近くにある講談社本社へ。受付ロビーでは、講談社の最新刊がガラスケースに展示されているだけでなく、観葉植物が階段状に植えられており、素適な空間になっている。さすが大出版社!ここにも南野先生の大学時代の同期の方がお勤めになられており、ま、そのコネクションを活用して。(さすがっす!!)その方とは別の広報の方がロビーにいらっしゃって我々を案内してくださった。
 2階にあるちょっとした控え室のような所を荷物置き場として提供していただき、ここで見学ルートの案内。これが非常に豪華なのである。写真スタジオの見学→現代新書編集部→フライデー編集部→編集者のお話を伺う、という流れである。いずれも非常に濃密な内容になっている。

 まず写真スタジオの見学へ。出版社にスタジオがあることに少し驚いたが(よく考えれば当たり前か…)、しかしその数の多さといったら…。私が確認できただけでも6スタジオはあった。見学させていただいたスタジオではなにやら撮影の準備中。模型を撮っているようだ。いろいろな角度から照明を当て、背景の色を調整しと、まあ完全なるお仕事中。お邪魔にならないようにそ〜っと見学させていただいた。スタジオの外には天井の高さほどある長いポスターのようなものが。これはスタジオの背景の色を変えるシートだという。そう、何種類もの色があるのだ。「ロビーの天井が結構高かったのは、このスタジオがあるせいなんです。」とのこと。なるほど!そして次に講談社が誇る日本最大級のキッチンスタジオへ。レシピ本などに載せる料理の写真を撮影したりするそうだ。実際に稼働する、インテリアの異なるキッチンが2つあり、料理ごとに光の当て方を変えるために自由自在に動く照明器具もあり。それからコンロ付近での調理者の手元などを撮影しやすくするために、なんとコンロ付近の壁がパカッとはずれて、そこから撮影器具が入るようにもなっている。撮影に特化したキッチンになっているわけだ。
 次のフロアに移動する途中には、シャワースタジオもあった。もちろん実際に水の出るシャワーがあるスタジオである。何の撮影をしているかというと…まあ、私など1種類しか思い浮かばないのだが(すなわち、グラビア撮影)、それは少ないそうで、水を使う撮影はここで行っているそうなのだ。

 次に現代新書編集部へ。講談社と言えば新書系のラインナップも分厚い。講談社学術新書、文庫、現代新書、ブルーバックスなどである。最初に編集の現場を見せていただいた。みなさん机に向かってじ〜っと原稿を眺めていらっしゃって、押しかけてきて申し訳ないですという感じなのだが、案内して下さった田中さんには非常に丁寧な説明をしていただいた。一通り編集現場を見ると、同じフロアにある別室のちょっとした会議室に移動し、田中さんからお話を伺う。と、その会議室からはスカイツリーは綺麗に見えるのだ。どうぞどうぞ御覧下さい、というご厚意に甘えてちょっとだけ観光。いやはや、大きい。さて、田中さんのお話しである。現代新書の出版方針について簡単な説明を受けた。週2、3本のペースで新刊を出版されているそうで、そうなると、月に10冊前後の新作が出ることになる。そんなにまでも多く出版されていたとは…、さぞお忙しいに違いない。しかも新しい執筆者を発掘するのも編集部の仕事であるから、大変である。一応、編集者と筆者の間でのやり取りがあり、一通り完成すると、校閲部に内容を検査してもらうという。講談社では校閲は独立した部として存在しており、誤字・脱字などの形式面のミスだけでなく、専門的な内容についても一定程度検査するという。その場に、今編集者がペンを入れた原稿(いわゆる「ゲラ」)が配布された。びっしりと赤字が入っている。筆者はこれを直すのか…大変だな。その後田中さんとの質疑応答があった。印象的なのは、締切を守らない筆者がいる場合どうするのか、という質問のとき。当然、出版日は決まってしまっており、週2、3冊出すペースを守らなければならないため、遅れる方はほとんどいないとのこと。「まー遅れるなんてプロじゃないです」とのお答えに、うちの先生が神妙な面持ちになっていた。。。

 次にフライデー編集部へ。先程の現代新書編集部とは違う雰囲気がある。机の上には様々な雑誌や書類が今にも崩れそうに山積みにされており、なぜか「おっぱいのおもちゃ」もあったりと、さすが(と言っていいのか)フライデー。編集の人もいれば、専属のカメラマンや記者の方もおり、いままで色々なスクープを撮ってきた現場の雰囲気を感じられる。実際に雑誌を編集している所も見せていただいた。業界ではお馴染み(?)らしい、AdobeのInDesignを使いながら、写真と記事のバランスを調整されている。何の記事かめちゃめちゃ興味があり、目を細めて編集画面を覗いてみたのだが、遠くて結局何の記事なのか分からなかった。残念…。

 そして最後に大会議室へ案内されて、2名の方と質疑応答の時間。まずは元フライデー編集部の所属であった方にお話を伺う。編集方針としては、芸能人が公共の場にいる場合にはプライバシーはないとの立場に立って(もちろんこの立場には賛否両論あるのだろうが、こっちとしても今回は喧嘩しに行ったわけではないので特に突っ込まず。)、その情報を読者に届けるというものだそうだ。ゆえに家の中などは取材しない(そこはプライバシーがあるから)とのことだ。ここでは行った質問として次の2つを挙げておきたい。まず、一般人が持ち込んだ写真を使用することはあるのかということ。お答えとしては、ほとんどないそうだ。というのも、写真がどのような経緯で撮られたのか、必ず裏を取るようで、それがやりにくいからとのこと。当然記事の内容には一定の信憑性が求められるわけで、ただ写真を載せて一般人の目撃証言を信じるだけでは駄目だという。但し、採用された場合は3〜5万円ぐらいで買うことがあったともおっしゃっていたと思う。次に電子出版について。出版社は今、電子書籍の波への対応を迫れているが、講談社としてはどのように対応していくのかということだ。答えは、紙媒体はなくならないだろう、とのこと。紙媒体の利点は、1ページずつ紙をめくりながら、その重みや厚みを感じながら読む点である。そうすることで、「たしかあの辺りに書いてあったような」という感覚が生まれる。この感覚は今の電子書籍では実現できていないし、おそらく不要ということもできない。なのでまだ紙のニーズは残っているから、今後は、一過性の内容のものは電子書籍、学術書などの何度も読むという前提のものは紙媒体という棲み分けが行われていくだろうとのことだ。この場合フライデーは前者にあたる。ゆえ、今講談社ではフライデーのWeb版を作っている。もしかすると、フライデーはこちらの方に移っていくかもしれないとのことだ。
 そしてもうお一方、週刊少年マガジンの編集者の方だ。遠慮もなくライバルの「週刊少年ジャンプ」(集英社)を絡めた質問をしてしまったが、嫌な顔一つせずにお答えいただいた。ありがたいことだ。漫画の編集も大変なようで、作者と夜から朝7時ぐらいまで内容について話し合いを重ねるようだ。「いつものファミレスが朝5時に閉まっちゃうので、それまでに終わらないと別のファミレスまで移動なんっすよね〜」というお言葉が何とも(笑)。時には送られてきた原稿に意見することもあるようで、「いやぁ〜主人公こんなやつでしたっけ?」と作者に言うこともあるそう!!漫画家が描いたものをただ雑誌に載っけてというものだと思っていた私はかなり衝撃を受けた。質疑応答としては、漫画の掲載順序について。(漫画をほとんど読まない私にとってはよく分からないが、)人気アンケートというものがあるそうで、掲載はその順番なのかという質問があった。お答えは「それはないです。」とのこと。もちろん考慮はするが、編集として今一押しな漫画をトップに持ってきて読者に読んで欲しいと思うこともあるし、別の漫画でも内容が似ていたりすると離して掲載したりと、様々な要因を考慮して決定するとのこと。「おそらくジャンプさんもそうだと思いますよ。人気順で載せればいいんだったら、編集なんて要らないですから。」漫画誌には編集者の思いが込められているのだ。そしてこの編集者の方(橋本さん)、かなりのイケメンで、いい意味でチャラい感じなのだが(決してディスってるわけではないですよ!本当に!!)、何と講談社には文芸希望で入社したとのこと。ただ総合職採用なのでどこに配属されるかはわからず、今ここに至るということらしい。ただ文芸への情熱はまだあって、先日漫画誌なのに誌を載っけて発売したそうだ。上司がいいんじゃない、やってみれば、と言ったそう。う〜ん自由だ。橋本さんからはなんと漫画の単行本を「それ、あげます。」といただいた。『山田くんと7人の魔女1巻・2巻』を各2冊である。いや〜、カッコイイ。

 最後に改めてお土産品までいただいた。押しかけといた我々が感謝すべきところだが、お越し頂きありがとうございました、と。いやはや、頭が下がります。。。受け入れて下さり、心よりお礼申し上げます。

講談社蛍光ペン
(講談社オリジナル蛍光ペンセット。おそらく非売品!)


[2013/1/1(Tue)]
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