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#255 芝の王者が戻ってきた:ウィンブルドン2012男子単決勝

 この日を待ってた。もう来ないと心のどこかで微かに思いつつ、それでも彼ならやれると思ってた。そして実現した。ロジャー・フェデラー復活!伝説はまた「芝」の上で始まった。

【Roger Federer 3-6 7-5 6-3 6-4 Andy Murray】
 と少し格好つけて書いたが、私の心の中を表す偽らざる言い回しであることは確かである。私がデニスにはまったのはまさにフェデラーが最後に優勝した09年のウィンブルドン決勝。アンディー・ロディックとのフルセットの激戦を経て6度目の優勝に輝いたときである。美しいフォーム、多彩なショット、絶妙なポジショニング、天性のフットワーク、ピンチに臆しない精神力、一貫したポーカーフェイス、ボールパーソンへの優しさ…NHKの中継越しに見える枚挙に暇がない彼の魅力に、私はすぐに惹き込まれていた。
 しかしそんな彼の活躍はライバルの台頭で影を潜める。10年の全豪オープン以来グランドスラムで勝利できず、昨年・11年に至っては10年近くぶりにグランドスラムタイトル0。しかも負け方が酷かった。報道で目にした方も多いだろうが、ウィンブルドン準決勝ではツォンガ相手に2セットアップからの逆転負け。全米オープン準決勝ではジョコビッチに2度のマッチポイントを握りながらの敗退。もうフェデラーはダメなのか。まだファンになったばっかりなのにと私も肩を落としていた。でもそれ以後は急激な復調の兆しを見せる。そして望んだのがこのウィンブルドン2012決勝である。

 第1セットは硬さが見られ、マレーにブレイクを許してしまうが、第2セット以降は徐々にだがショットの精度も向上してきた。雨による嫌な中断で流れがどうなるか心配した。屋根が閉まることになりインドアテニスとなる。その影響がどう出るか。結果としてはフェデラーに有利に働いたようだ。一安心一安心。
 テニス素人の私が試合の流れを論評するのは説得力がないが、経験の差を見せつけたのではないかと思われるシーンを1つあげたい。第3セット第6ゲーム、マレーのサービス。10回にも渡るデュースが起きた。そこでフェデラーはマレーのサービスを悉くフォアに回り込んで打っていた。2、3回は無謀とも思われる回り込み。しかしこれはマレーに大きなプレッシャーを与えたと思われる。少しでも甘いサーブだと、途端にフォアに回り込まれて強打され、そしてフェデラーのリターンエースとなってしまう。それがマレーのサービスやラリーの硬さに繋がったのではないだろうか。事実このゲームをフェデラーはブレイクし、そこから一気に勝利へ駆け抜けることとなった。

 まだまだフェデラーは戦えると確信できてほっとした。20歳台前半から中盤にかけてがピークであるプロテニス界にあって、30歳を迎えてなおあのプレーの質を維持している彼は、まさに史上最高の選手の1人と称するに相応しい。同時代に彼のプレーを見ることができて本当に私は幸せである。
 次はオリンピック。意外にもフェデラーはシングルスで金メダルを取ったことがない。場所はウィンブルドンと同じくオールイングランドクラブ。金メダルを取れば、グランドスラム4タイトルと合わせて、ゴールデンスラムだ。芝の帝王に、テニスの聖地で、新たな伝説を。今夏はまだまだ彼から目が離せない。


[2012/7/10(Tue)]
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